※この記事の内容は2003年以前に作成しました。
冷房または暖房で15分から20分運転後、エアコン前面の空気吸込み口と吹き出し口の温度差が、【冷房時:8度・暖房時:14度 程度】ある場合は、おおむね正常と思われます。
温度計をお持ちの方は是非お試しください。
それでも冷えが悪い場合はフィルターの汚れや、部屋の冷・暖房負荷(その部屋に必要な空調能力)が大きい(エアコンの容量が足りない)、室外機の圧縮不良などが考えられます。
原因が特定できない場合は、すぐに運転を中止してメーカーまたは専門業者お問合せください。
運転を続けた事による本体の故障や漏水で他の家具や家電に影響が出る場合があります。
エアコンは室内機・室外機とも動いているが、冷えない場合は、ガス漏れが考えられます。
エアコンの内部には、冷やしたり暖めたりするためにガスが循環しています。
>>エアコンの仕組み
施工ミスによるものや、お客様ご自身で室外機を移動されたなど、パイプの連結部に何らかの障害があって漏れています。冷媒が少ないとパイプが白く凍ったような状態になることがありますので一度ご確認ください。
ガス漏れ対策は、漏れている箇所の修復とガスの注入が必要です。ガスが少ないまま運転を続けることで、室外機が故障する可能性もありますので、おかしいなと感じたら早めに専門業者に依頼されることをおすすめします。
エアコンの室内機は動いているが室外機が動いていない場合、圧縮機の故障や基板の故障など、本体の故障考えられます。修理が必要になりますので、メーカーへご連絡いただくか、お買い求めの電気店にご依頼ください。
→リモコンの電池を交換する。
→スタータ型の照明器具に変える。又はあきらめてエアコンの近くでリモコン操作する。
→ブレーカーを"入"にする。コンセントを入れる。
→修理が必要になります。
→リモコンが故障している場合、リモコン単品で購入することもできます。
エアコン専用コンセントにほかの機器を接続→動作しない場合
→電気工事店での工事が必要になります。
エアコン設置時の打ち合わせミスや、どうしようもなくエアコンと居場所の位置関係が悪く、エアコンの風が直撃する場合、たとえば寝室でベッドに風が直撃する、オフィスやお店で特定の席に風が直撃する、など。
なかなか居場所の変更が難しかったり、空調の位置を変えるとなると工事が必要になります。
エアコンの位置を変更するには、エアコンの取り外し+取り付けでおよそ2万円程度の費用がかかるほか、もともとエアコンが付いていた場所には、エアコンの裏板固定用のねじ穴や配管穴が残ってしまうので、あまり現実的ではありません。
そのような場合は、エアコンの風をガードする外付けのルーバーがあります。
>>壁掛形を含む様々なエアコンに対応する風向き変更ルーバー
>>天井埋込形専用の風向き変更ルーバー
親水性の図
ホースの勾配不足や詰まりによる水漏れはもちろん、冷媒(フロンガス等)不足やフィルターの汚れでも水が漏れすることがあります。
上図は親水性(水の流れやすさ)の説明図です。水には流れやすい方に流れる性質があり、一度水の通り道が出来ると、その後も同じところへばかり流れます。
水は乾いたところを濡らしながら進むよりも、濡れた道を通りたがるのです。
同じような現象が、フィルター汚れなどによりエアコン内部で起きると水漏れが生じます。
冷媒不足や汚れにより、熱交換器に「乾き」部分ができてしまうことがあります。
・冷媒不足の場合→裏のパイプが冷えない為に、正常に結露しない「乾き」部分ができる。
・汚れの場合→汚れによる結露ムラ(風が通りにくい為)により「乾き」部分ができる。
この水が本体内部に入り込むと、水漏れになります。
このような水漏れの場合、まずはフィルター掃除をお試しください。
暖房時、室外機底面の中央あたりから水が垂れることがあります。
これは、冷房と暖房で冷媒の流れを逆転させているためで、暖房時は室外機が冷房の状態になっています。>>エアコンの仕組み
冬は外気温が低く湿度も低いため、夏のように大量の結露水が出ることはありませんが、仕組みは夏にドレンホースから水が出ている状態と同じです。
これはエアコンの正常な動作ですが、公団吊りや壁面取付などで室外機を高い位置につける場合、工事の際に室外機の下側にもドレンホースを取り付け、室内機のホースと合流させています。
このような施工がなされていないと、特に排水のないベランダでは下の階へ水が垂れる恐れもありますので、室外機にもホースが付いているか確認しておくとよいでしょう。
マンションや高気密住宅など気密性の高い住宅、台風などの強風時にエアコンからポコポコ音が鳴ることがあります。
これは、外気がエアコンの排水ホース(ドレンホース)を通って室内へ入ってくる為に起こります。
気密性の高い住宅では換気扇を使用することにより室内と室外で気圧差ができ、気圧の低くなった室内へ空気が流入します。強風時は、強風により室内へ空気が流入します。
施工不良やエアコンの不良ではありません。
対策としては、室外のドレンホースの先に消音バルブを取り付けることで改善できます。
>>異音・消音バルブについてはuriba.jp・消音バルブ特集で詳しく解説しています。
下記に水漏れの代表例と対処法を掲載しました。
水漏れのご相談では「ありがち」と記した内容がほとんどを占め、その他は稀です。
水漏れの原因 | 水漏れ原因の詳細 | 対処法 |
---|---|---|
ホースの詰まり ありがち |
長年の垢や外部から進入した虫による。 | ホース内の異物を吸い取る。 異物を除去した後、逆止弁の設置をおすすめします。 |
フィルターの汚れ ありがち |
フィルター汚れによる空気抵抗などで、熱交換器全面で均等な結露が行われない、また結露水が埃に付着し想定外の場所に導かれるなどによる。 | フィルターを清掃してください。 |
ホースの先端が 上がっている |
施工不良や施工後にホースが動かされた場合など。 | ホースの先端を下げてください。 |
ホースや機器の 劣化 |
年月経時に伴う劣化(使用環境・状態にもよる)。 | ホースの交換や機器の交換が必要です。 |
室内機の傾き | 多くは施工不良(触れるだけで動く場合もあります)。 | 工事店にお問い合わせください。 |
ホース外れ | 多くは施工不良によるもの。 | 工事店にお問い合わせください。 |
本体内部の キャップ外れ |
施工不良によるもの。 | 工事店にお問い合わせください。 |
ホースの結露 | 湿度の高い環境下で室内に断熱材の巻かれていないホース表面の結露。施工不良による。 | 工事店にお問い合わせください。 |
ルーバーの結露 | 主に手動ルーバーなどでルーバーに強く風が当たり過ぎている。 | ルーバーの角度を調節して下さい |
ホースの勾配 | 水が流れるためにホースに高低差が必要になります。主に屋外で配管穴からホースが水平に延びている場合、或いは配管穴より高く上がっている場合の症状。 施工不良によるもの。 |
工事店にお問い合わせください。 |
冷媒の不足 | ガス漏れや年月経時に伴う封入量の不足により、熱交換器全面で均等に結露せず、結露水が想定外の場所を流れるなど。 | 工事店にお問い合わせください。 |
このように単に水漏れといってもさまざまな原因・症状があります。水漏れの量が多い場合は、すぐに運転を停止し、工事店にご相談下さい。よく使われる時期はコマ目な清掃をお薦めします。
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