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(図解)家電製品の取付方法(いろいろ)

※この記事の内容は2003年以前に作成しました。

はじめに

ここでは取付が容易な家電製品の取り付け手順をまとめています。
現場により工夫が必要な場合もありますが、基本は同じです。

テレビ用同軸ケーブルの加工方法

同軸ケーブルの加工手順

同軸ケーブルの加工手順1

同軸ケーブルの外側被服をカッターナイフなどでカットしてください。
すると網線が現れますのでこれを外側へ剥きます。

あまり強く刃を入れると、網線が切れてしまい出力が落ちるので、適度な力で行いましょう。

同軸ケーブルの加工手順2

テレビコンセントプラグにはめ込む前の状態です。
折り返した網線の先端部にビニールテープを巻くときれいに仕上がります。

芯線と網線が少しでも触れるとショート(短絡)して映らなくなったり、映りが極端に悪くなります。

同軸ケーブルの加工手順3

テレビコンセントプラグにはめ込んで芯線と網線がそれぞれ金具に密着する位置にきているが確認したら、網線の接触する金具をペンチ等で締め付けます。

締め過ぎは電波のロスになるので適度な力で締めましょう。

同軸ケーブルの加工手順4

蓋を被せて完了です。
同軸ケーブル・テレビコンセントプラグについては、次項で解説を加えています。併せてご覧下さい。

>>同軸ケーブル加工動画もあります。

様々な材料

ご自宅のアンテナ端子とテレビの入力端子の形状によりこれらの部材が必要になる事があります。

テレコンプラグ 写真

テレコンプラグ

正式にはテレビコンセントプラグ。
昨今のテレビ・ビデオのほとんどに対応するプラグ。
テレビに付属していることが多い。

接栓 写真

F型接栓

ロスの少ないプラグ。
同軸ケーブルの太さに合わせて3C・4C・5C…などがある。

中継接栓 写真

中継接栓

接栓同士をつないでケーブルの延長を図れる中継部材。
サイズは3C・4C・5C…など共通。テレコンプラグも接続可能。

混合器 写真

混合器

別々に入ってきた電波を一つにまとめ、一つの端子に差し込むことを可能にする部材。

同軸ケーブル 写真

同軸ケーブル

75オームの給電線。
太さの基準として3C・4C・5C…とあり、数字が大きいものほど太く、映りがよくなる。形式としてFB・FV・2Vとあるが、この順に損失が少ない。

フィーダ線 写真

フィーダ線

300オームの給電線。
安価で加工も楽だが、ノイズ・雨など外部からの影響に弱い。

分波器 写真

分波器

電波の種類により分ける必要があるときに使用。
UHF/VHF、UV/BSなどがある。

整合器 写真

整合器

同軸ケーブルをフィーダに変換する場合に使用。

ビデオの接続

テレビの裏側
テレビの裏側

ビデオの裏側
ビデオの裏側

配線は上図のようになります。

→壁端子からきた同軸ケーブルをビデオの「アンテナ入力」につなぐ。
→ビデオの「アンテナ出力」とテレビの「U/V」端子に付属の同軸ケーブルでつなぐ。
→ビデオの「ビデオ出力」とテレビの「ビデオ入力」を赤・白・黄の色どおりにつなぐ。
(黄:映像、赤白:音声、モノラルテレビの場合は白のみ)
→テレビとビデオの電源を入れて設定を行いましょう。設定を行うにはテレビをビデオの画面に切り替えてください。(例:ビデオ1やビデオ2)

>>テレビ・ビデオの詳細配線図

フィーダ線からF形端子への変換

F形端子の機器に取り付ける場合、それぞれ取付方法が異なりますので、下図を参考に必要な部品を組み合わせてご使用ください。 同軸ケーブルの加工方法は、このページの上記をご覧ください。

F形端子への変換図